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給湯器の温度設定キッチンは何度がベスト?

キッチンでお皿を洗うときは、油汚れが落ちやすいようお湯を使うことが多いですよね。

みなさんはキッチンで使用しているお湯の温度、何度に設定していますか?

 

「最初に設定されたまま変えていない」

「熱くない程度のぬるま湯に設定している」

など、家庭によって給湯器の温度設定はさまざまだと思います。

 

正直、給湯器の温度を何度にすればいいかわからないという人もいるのではないでしょうか。

 

ここでは、給湯器の温度を何度にすればいいか迷っている人のために、キッチンで使う際のベスト温度をご紹介します!

なぜその温度が適切なのか理由についても解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

給湯器の温度設定キッチンのベスト温度!

給湯器の設定温度を低くすると故障しやすい、という噂を聞いたことがあるという人もいるでしょう。

SNSでもたびたびそういった噂が飛び交っていますが、結論をいうと『設定温度を低くしたことが故障の直接の原因にはならない』のです。

 

では、キッチンでお湯を使う場合、給湯器の設定温度のベストは何度なのか気になりますよね。

 

おすすめは40~50度!

 

40度なら使いやすそうですが、50度だと少し熱く感じてしまいますよね。

 

しかし、この設定温度にはちゃんとした理由があるんです。

その理由については、次の項目で詳しくご紹介します!

 

給湯器の温度設定キッチンが40~50度の理由

キッチンでお湯を使う際、給湯器の温度設定を40~50度にしたほうが良いといわれる理由を知りたいですよね!

ここでは、その理由について詳しく解説します。

 

野菜がシャキッとする

野菜を洗うとき、多くの人は冷たい水を使っていると思います。

そのほうが野菜への負担も少なそうですし、何より葉物野菜はシャキッとしそう!

 

それももちろん間違いではないのですが、実は50度程度のお湯で洗うと良いことがあるんです。

 

ほうれん草やレタスなどの葉物野菜は、すぐに使わないとしなっとすることがありますよね。

 

少し鮮度が落ちてしまった葉物野菜も、50度ほどのお湯で洗うことでシャキッと感が復活!

冷たい水よりも50度ほどのお湯のほうが、シャキッとするのには驚きです。

 

50度のお湯は素手で触ると熱く感じるため、食器を洗う際には水を足して温度を調整してみてくださいね。

 

 

お肉の脂が溶けるので油汚れを落としやすい

お皿やフライパンなどにしつこく残る油汚れ。

洗剤を多く使って何度も洗うこともありますよね。

 

油汚れの多くは、肉から出る脂がメインかと思います。

高めのお湯で洗うことで、サッと油汚れを落とすことができますよ。

 

肉の種類によって脂が溶ける温度が異なるので、そちらもチェックしておくと設定温度の目安にできそうです。

 

  • 鶏肉:30度~
  • 豚肉:40度~
  • 牛肉:50度~

 

鶏肉を調理したあとはぬるま湯でも問題ありませんが、牛肉を調理したあとは50度に設定したほうが油を落としやすくなります。

 

排水管がきれいになる

キッチンのお湯の温度を高めに設定しておくのは、排水管の汚れを予防するのにも役立ちます。

 

普段の食事には私たちが思っている以上に多くの脂が使われていて、それを洗い流しているのだから排水管にも油汚れが溜まりやすくなるのも納得。

油は温度が低いと固まる性質があるため、少し高めのお湯で洗い物をすることで排水管に油が溜まりにくくなるんです。

 

ある程度こびりついた油汚れをペーパーで拭き取ってから洗うと、より排水管の汚れを予防できるので試してみてくださいね。

 

給湯器の温度設定で熱湯だとキッチンのシンクがダメになる?

キッチンで使うお湯は、なんとなく温度が高いほうが良いという気がしますよね。

とくに油汚れを落とすときは、温度が高ければ高いほうがサッと汚れが落ちるので「ならばいっそ、熱湯で洗ったらいいのでは?」と思う人もいるでしょう。

 

実は、熱湯をシンクにそのまま流すのはNG!

キッチンに使われている排水管の耐熱温度は60度ほどで、それ以上の熱いお湯を流してしまうと排水管のダメージにつながります。

 

  • トラップ部分やパッキンへのダメージ
  • 排水管の劣化
  • 排水ホースへのダメージ

 

これは洗い物をするときだけでなく、湯切りをする際にも気を付けてほしいポイントです。

熱湯を流すときは、蛇口から水を出して熱湯と混ぜながら流すようにしましょう。

 

給湯器の温度設定キッチンを50度にする際に注意したいこと

キッチンで50度のお湯を使うためには、給湯器の温度設定を50度にする必要があります。

給湯器の温度を50度に設定する際には、次の4つのことに注意してみてくださいね。

 

お風呂の温度設定も一緒になるのか

まず気になるのは、

「キッチンの温度を50度にすると、お風呂も50度になるのか?」

という点ですよね。

 

結論をいうと、50度に設定すれば家の中のどの蛇口からも50度のお湯が出てきます。

 

お風呂にお湯張りをする温度は別で設定できる給湯器もありますが、蛇口から出るお湯はキッチンもお風呂も設定した温度で出てくると思っておいたほうがよいでしょう。

 

お風呂でお湯を使用する際は、サーモスタット水栓の場合は設定温度を調整し、混合水栓の場合は水を足して調整して使うのがおすすめです。

 

洗面台の温度設定は?

では洗面台はどうでしょう。

洗面台もお風呂と同じく、蛇口から出るお湯は設定した温度で出てきます。

 

キッチンを基準に50度に設定をすれば、洗面台でも50度のお湯が出てくるので注意が必要です。

洗面台でお湯を使う際も、水栓レバーで温度調整をしてから使うようにしましょう。

 

食洗機でお湯を使うときの温度に注意

食洗器を使っている家庭でも、給湯器の温度設定に注意が必要です。

ビルトインの食洗器には給湯配管が直接つながっています。

 

食洗器は、初めの洗いで40~50度、すすぎで80度程まで温度をあげて洗いあげるのが一般的。

 

そのため、食洗器だけのことを考えたら、給湯器の設定温度を高くしたほうが光熱費を抑えられるんです。

 

食洗器を使うことだけを考えたら理想の設定温度は60度ほどですが、高すぎると普段使う際にやけどの恐れがあるため50度程度でもよいでしょう。

 

子どものやけどに注意

キッチンで使うお湯は50度程度が理想ですが、小さい子どもがいる家庭では設定温度を高くしているとやけどの恐れがあります。

 

大人なら、使う際に熱ければ水栓レバーで調整したり水を足したりすることができますが、子どもがひとりで調整するのは難しいでしょう。

 

また、子どもは大人よりも肌が薄く敏感です。

大人がぬるいと感じているお湯でも熱く感じることもあるため、50度のお湯はかなり熱く感じるはず。

 

小さい子どもがいる家庭では、もしもの事故を防ぐために給湯器の設定温度は低くしておいたほうが安心ですね。

 

給湯器の温度設定は2ヵ所を別々にできるものがある!

給湯器の設定温度は50度程度が良いということはわかりましたが、やはり普段使いには少し熱く感じますよね。

 

そんな人に朗報!

実は、使う場所に合わせて設定温度を変えられる給湯器があるんです。

 

キッチンでは50度に設定し、お風呂や洗面台では40度というように、別々に温度設定ができる給湯器ならやけどの心配もありませんね。

 

給湯器の温度設定キッチンまとめ

給湯器の温度設定を低くすると壊れやすくなるという噂は、実はただの噂にすぎません。
とはいえ、高めに設定するとメリットがたくさん!

 

とくにキッチンで使うお湯は、50度ほどにしておくと野菜がシャキッとしたり油汚れが落としやすかったりと良いことばかりです。

 

サーモスタット水栓の場合は、設定温度を高くしておいても適温のお湯が出るように調整が可能です。

 

ご家庭に設置されている水栓や給湯器、家族構成に合わせて使いやすい温度で設定してみてくださいね。