季節の行事

十五夜とは?うさぎが月にいて餅つきをしているのはなぜ?気になる世界の月の模様

十五夜 うさぎ
十五夜 うさぎ

 

 

十五夜といえばお月見ですね!

 

月ではうさぎがお餅をついている

というのを子どもの頃に聞いた

 

また自分の子どもにもそう教えている

という方が多いと思います。

 

 

では

月にうさぎがいるといわれるのは

どうしてなのか知っていますか?

 

 

ここでは

  • 十五夜とは何か
  • 月にうさぎがいるといわれる由来
  • うさぎが餅つきをしている理由
  • 世界の他の国々でも月にはうさぎがいると言われているのか

についてまとめてみました。

 

 

これから子どもが疑問に思って

聞いてきた時に答えてあげたい!

 

と思っているお母さん、お父さん

ぜひ参考にしてみて下さいね!

 

 

 

 

 

十五夜とは?

十五夜の月

 

 

十五夜とは、新月から数えて15日目の夜のことです。

 

旧暦15日の夜で、この日は満月となります。

 

この夜の月を

中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)

と呼びます。

 

 

「中秋」とは「秋の中日」=旧暦8月15日のみ

を指しています。

 

仲秋」と似ていますが

 

こちらは秋を初秋(旧暦7月)、仲秋(同8月)、晩秋(同9月)

の3つに区分した場合に

 

旧暦8月全体を指すことになります。

 

 

 

「中秋の名月」には月を鑑賞する風習があり

これは平安時代に中国から伝わってきたものです。

 

この頃は貴族などの間で

観月の宴や、舟遊び(直接月を見るのではなく船などに乗り、水面に揺れる月を楽しむ)

 

で歌を詠み

宴を催す風習がありました。

 

平安貴族たちは直接月を見るのではなく

杯や池に月を映して楽しんだと言われています。

 

 

 

現代では

月が見える場所などにすすきを飾って

月見団子や御酒を供えて月を眺める行事

となっていますね。

 

 

この時期に収穫されたばかりの

里芋を供えることから

 

十五夜の月を特に芋名月(いもめいげつ)

と呼ぶ地方もあります。

 

 

 

 

 

十五夜の月にうさぎがいるといわれるのはなぜ?

飛び込むうさぎ

 

 

私たちが小さな頃から

聞いたことのある話し。

 

十五夜といえば

満月のお月様の中でうさぎがお餅をついている!

 

 

このお話しには

次のような言い伝えがあったのです。

 

 

これは『月うさぎ伝説』とも言われ

その由来にはいくつかの説があります。

 

その中で仏教発祥の地

インドのジャータカ神話

にあるものがよく知られています。

 

 

 

昔むかし

天竺にうさぎきつねさるの3匹

仲良く暮らしていました。

 

 

3匹はいつも

自分たちが獣の姿なのは、

前世で悪いことをしたからではないだろうか

と思っていました。

 

 

そして

「それならば、せめて今から人の役に立つことをしよう

ということを話し合っていました。

 

 

その話しを聞いて

哀れに思った帝釈天(たいしゃくてん)は

何か良いことをさせてあげようと思い

 

自らお腹を空かせた老人の姿となり

3匹の前に現れます。

 

何も知らない3匹は

目の前のお腹を空かせた老人ために

食べ物を集めに行きました。

 

木登りが得意なさる

木から沢山の木の実や果物を採って

 

きつね川から魚を獲ってきて

それぞれ老人に捧げました。

 

しかし

うさぎは一生懸命頑張っても

 

さるやきつねのように何かをとることができず

何も持ってくることができませんでした

 

何もできないことに悩んだうさぎは

「私は食べ物を採ることができませんでした。

どうか私を食べて空腹を満たしてください」

 

と老人の前で火を焚いて

自ら火の中に飛び込んで自分の身を捧げました

 

 

これを見た老人は

すぐに帝釈天の姿に戻りました。

 

そしてうさぎの亡骸を抱いて天に昇り

月の宮居にその亡骸を祀り

 

月を見るたびにそのうさぎを

思い出しました。

 

 

こうして

月にはうさぎの姿が残ることになりました。

 

 

 

「月でうさぎがお餅をついている」

 

それだけだと思っていた

十五夜のお月様のお話しですが

 

こんなちょっぴり悲しいお話しだったのですね。

 

 

また

このお話には続きがあり

 

うさぎを憐れんだ老人が、

その焼けた皮を剥いで月に映し、

皮を剥がれたうさぎは生き返る

 

という説もあります。

 

このことから

月の白い部分ではなく

黒い部分がうさぎなのですね。

 

 

 

 

うさぎはなぜ月で餅つきをしているの?

餅つきをするうさぎ

 

 

では

なぜうさぎは餅つきをしているのでしょうか?

 

 

中国では

月のうさぎは不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしている

と考えられていました。

 

これが日本では

餅をついている姿とされています。

 

その他

「望月(もちづき)」が転じて

「餅つき」となった

 

とも言われています。

 

 

うさぎが老人のために餅つきをしている

 

うさぎが食べ物に困らないように

という説があります。

 

 

十五夜のお月見である中秋の名月は

もともとは作物の豊穣を祝うものです。

 

それを考えると

たくさんのお米が収穫できたことに感謝する

という意味が込められているとも考えられますよね。

 

 

 

 

 

外国の十五夜は? 国別お月様の模様

世界の月

 

 

十五夜で

「月にはうさぎ」と子供の頃から聞いていて

 

日本では月の模様といえば

“餅をつくウサギ”の姿を

 

思い浮かべる人が

多いのではないかと思います。

 

それでは

世界の他の国でも

うさぎが住んでいるのでしょうか?

 

 

月表面の模様は

国や地域

国民性

などにより

 

いろいろな見方をされているようです。

 

気になる世界の月の模様をまとめてみました!

 

 

 

韓国

 

日本同じように

うさぎの餅つきとして見ていたようです。

 

 

 

中国

 

『嫦娥(じょうが)』の伝説があり

うさぎがついているのは

餅ではなく薬草。

 

 

他には

ヒキガエル』『カニ

などがあります。

カエル

 

 

インド

 

有名な仏教説話

『ジャータカ』があります。

 

 

模様は『ワニ』です。

ワニ

 

 

インドネシア

 

編み物をする女性』。

編み物をする女性

 

 

モンゴル

 

遊牧民であるモンゴルの人は

家畜を追う生活のため

そう見えるのでしょうか。

 

犬

 

 

ベトナム

大きな木とその下で休む男性

本を読む男性

 

 

北ヨーロッパ

 

横向きに腰掛け、『本を読むおばあさん

 

 

南ヨーロッパ

 

大きなはさみを持つカニ

かに

 

東ヨーロッパ

 

髪の長い女性』や

横を向いた女性

横を向いた女性

 

 

ドイツ

 

芝を背負ったおじいさん

 悪行の報いとして月に幽閉された男

 薪をかつぐ男

 

 

 

オーストリア

 

灯をつけたり消したりしている男性

男性

 

 

ギリシャ

 

銀の馬に乗るセレーネ

馬に乗る男性

 

 

アメリカ

 

女性の横顔

 

その他

『ワニ』

『トカゲ』など

 

地域や民族によっても

異なるようです。

横を向いた女性

 

 

カナダ

 

バケツを運ぶ少女

 

日本では

餅つきの臼に見える部分をバケツに見立て

それを運ぼうとする少女だとしています。

 

 

 

中南米

 

ロバ
ワニ
トカゲ

ロバ

 

 

カンボジア

 

菩提樹の木の根元にいる杖を持った老人

杖を持った老人

 

 

ラオス

おばあさんが足で踏む米つきで

 米を挽いている様子

 

 

 

アラビア

ライオンが吠えている姿

ライオン

 

 

ロシア

 

月に住む少女

少女

 

 

 

こうして見ていくと世界各国で

国民性や地域により

本当に様々な月の模様の見え方があります

 

それぞれの生活習慣も影響している

ような印象がありましたね。

 

世界の国の月の模様の見え方を想像しながら

お月様を楽しむ十五夜も良いかもしれませんね!

 

 

 

 

 

十五夜の歌「うさぎ」の歌詞

月を見るうさぎ

 

 

うさぎ うさぎ

なに見て はねる

十五夜 お月さま

見て はねる

 

 

おなじみの曲ですが

歌詞が分からない

 

という意見もありましたので

参考までに...

 

 

 

まとめ

月のうさぎ

 

 

お月さまでうさぎが餅つきをしている

 

という言い伝えは

月うさぎ伝説』に基づくものでした。

 

インドのジャータカ神話の中で

 

お腹を空かせた老人に

何も持って行ってあげることができなかったうさぎが

 

「自分を食べて下さい」と

自ら火の中に飛び込んで自分の身を捧げた

 

というお話しでしたね。

 

 

うさぎが餅つきをしている理由は

中国では

月のうさぎは不老不死の薬の材料を手杵で打って粉にしている

と考えられていて

 

日本ではこれが餅をついている姿

とされていました。

 

また

うさぎが老人のために餅つきをしている」や

うさぎが食べ物に困らないように

という説もありましたね。

 

十五夜の中秋の名月は

もともとは作物の豊穣を祝うものなので

 

お米の収穫に感謝する

という意味も込められている

という考えがありました。

 

 

日本では月に見えるのは

うさぎが餅つきをしている

という模様ですが

 

世界各国では

『カエル』や『ワニ』、

『編み物をする女性』など

 

その見え方

地域によって色々なものがありましたね。

 

 

このような月うさぎ伝説や

世界の他の国々での

月の模様の見え方を知ることができると

 

次の十五夜は

子どもに聞かれても

きちんと教えてあげられそうです!

 

 

十五夜には

夜空の月を見上げて

ちょっぴり悲しいうさぎのお話をしたり

 

月の模様が何に見えるか

子どもと一緒に話すなどして

 

ゆっくりお月見を楽しみたいものですね。

 

 

 

十五夜に関してはこちらの記事も合わせてどうぞ

>>十五夜の意味を知ってる!?子どもに聞かれても大丈夫!分かりやすい説明の仕方